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小さな冒険UPDATE. 2013.2.20

この小さな徒歩の旅を出発して、ここまでの距離は、約3km強。
旅の目的地は、コンコルド広場。

さらに1km弱はあるかな?


で、出来るだけ水分は控えて出発した旅でしたが、この寒さの中、自然の生理現象が私を呼び始めました。
デパートの中も、有料のトイレがあるのですが、ふと前方を見ると、歩道に小さなカプセル型の個室のようなボックス。
そこに『Toilettes』の文字。
トイレには間違いない。


が、しかし、どうやって使うんだろう???
そのまわりを1周。
ドアは閉まっているので、「どうやって開けるんだろう」と、ドアのあたりを見ていると、縦に並ぶ2つのボタンを見つけた。


ひとつは『開ける』、もうひとつは『閉める』のボタンということがわかった。
で、まわりをキョロキョロ。


で、とりあえず『開く』と思われるボタンを恐る恐る押す。
ウィーーーン。(ドア開いた)


中にちゃんと便座がある。
下半身は外に残しつつ、上半身を中に突っ込み様子を伺う。(絶対変な人)
日常の行為が、非日常の場所では、ビビる。
そうこうしていると、多分観光に来ていたのであろう、隣接していた案内地図を見ていた老夫婦に『No problem.Try !』と笑顔で言われたので、恐る恐る中へ。


さすがに、開けっ放しでは出来ないと思ってキョロキョロしていると、『閉める』のボタンを発見。(この時点で、もうかなり限界。)
『えいっ!』(プッシュ)
ウィーーーン。(ドア閉まった。)
『わぁ~~~、閉じ込められた~~。』
『どうしよう?誰に電話しよう?』(いろいろ考えました。)


でも、まずは自然に従って・・・。
で、次は当然水を流す。
『あれっ、水流すボタンがロックされているようで押せない。』
『どういうこっちゃ~?』
『落ち着け、落ち着け、冷静に、あっ、そういえばパリのガイドブックに公衆トイレのことが書いてあったなぁ~。』
閉じ込められた狭い空間の中、パリのガイドブックを開く変な外人。
14.7:350:263:0:0:NONALNUM-BCCCBFBF:right:1:1::
『お~、あったあった。ふむふむ・・・』
ということは、このままでいいようです。


『開く』のボタンをポチッと押して、ウィーーン、無事生還。(どこに行ってたんですか?)
『閉める』のボタンを押して、ウィーーン、完了。


そして、ペコリッ『ありがとうございました。いい経験ができました。』
そして再び、最終目的地を目指す。
つづく


眠り屋 店主

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