一生の枚数UPDATE. 2012.11.22
アートギャッベ展、昨日中日を過ぎ、今日から後半。
今回頂いた資料のなかで、カシュガイ族の女性が一生かけて織るアートギャッベの枚数は、大小合わせて50枚程度だと知りました。
工業製品に慣れてしまっている感覚から、50枚と知りビックリ!
1日平均3時間程度織って、あとは食事の支度や、掃除に子育て、家事をやっているのだとか。
そうですね。
工場で織っているわけではないですからね。
そっか、一生かけてできる作品は、たったの50枚。
その人の人生(命)が織り込まれていると言えるのではないでしょうか?
だから、そこに彼女たちの純粋な想いをデザインとして織り込んでいく。
奥深いなぁ~、この絨毯。
そう思うと、全部の絨毯が色やデザインという視覚的なものだけに捕われず、とても尊く思えてきました。
日本で言えば、農家の方たちのお仕事のようなものなのでしょうか。
彼らも、一生で作るお米の回数は、たったの約50回。
身の回りに、何一つ自分で作った物がなく、豊かに生活出来ている私達、このアートギャッベ展を開催して、作り手のことを慮る機会を頂きました。
お米も、アートギャッベも、作り手のことを思えば、感謝して食べたり、使ったりしていくことで、心豊かな暮らしができるような気がします。
さすがに私の疲労も、少々溜まってきました。
でも、最終日まであと4日、多くの素敵な出逢いを、一所懸命お手伝いさせて頂きます。
眠り屋 店主