高校の教壇に立つ。UPDATE. 2007.3.17
3月16日(金)
日田三隈高校にて
今年も要請があり行ってきました。
ここでは毎年PAS(Plan-Action-Support)システムという学習方法を取り入れている。
目的はズバリ『生きる力』をつける。
3年生が自分の興味・関心や進路目標にあわせたテーマを設定し、総合学科における学習の集大成として調査研究を進める『研究課題(PAS Final)』という科目がある。
現在2年生が、クラス担当の指導のもと来年度の研究に向けてのテーマ設定や予備調査等を進めていてるが、多くの生徒がデータ収集の方法や仮説の設定等に関して、疑問や不安を抱えているのが現状。
そこで実社会や教育・研究の第一線で活躍されている専門家の先生方を講師として呼んで、生徒の研究テーマに沿った講義・助言をする場を設け、生徒の円滑な研究のスタートに繋げたいというもの。
今年は8人の生徒さんが睡眠に関するテーマを取り上げて頂いてて、『眠り屋店主』としては誠に嬉しい限りです。
最初に教頭先生からお話。
でも集まった先生方の席表には、ざっとみたところ私以外は皆普段から「先生」と呼ばれている肩書きの人ばかり。
そう言えば去年もこの場にかなりの違和感を感じながら、座っていたな。
そして各教室に移動。
講義は、間に10分の休憩を挟んで50分を2回。
昨年同様大きな黒板を背中に、一段上がった教壇に立つと、しかも目の前に学生服を着た高校生が何とも素直な視線と共に座っていると、さすがに2回目とはいえメチャメチャ非日常的なことなので、なんか変な感じです。
(おうおう、何かいっぱしの先生気分でいるんじゃないのぉ?さっきまで緊張しまくってたくせに。勘違いしないように。)
「失礼しました。どなたか存じませんが釘を刺して頂いて感謝します。」
1限目はこちらからほぼ一方的に『睡眠の心身に与える影響』や『社会問題になっている点』、『子供の睡眠』、『寝具を中心とした睡眠環境の重要性』等講義し、2限目は質問形式でお答えしました。
けっこう具体的な質問をする生徒さんもいて、少々ドキドキしましたが、一応眠り屋店主の面子は保てました。
来年もまた『眠り』をテーマにする生徒さんが一人でもいらっしゃったら、行って少しでもお役に立ちたいと思いました。
そのくらい子供達の瞳は純粋に輝いてました。
私にとっても貴重な機会を頂き、心地良い眠りを伝える責任と使命を改めて認識した次第です。
がんばれ次代を担う子供達よ!
眠り屋 店主