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驚いたなんのって!UPDATE. 2007.1.19

先日(18日)の話なんですが、今由布院の旅館でお手伝いをさせて頂いています。
今度そこの食べ処で雑穀料理をお出しするよう準備を進めています。


その日はその雑穀のプロフェッショナルで『ベストアメニティ』のU社長さんがいらっしゃって、試食会並びに今後の打ち合わせをすることになってました。
時間も押して夕方6時に社長到着。


私の第一印象。
やっぱり自分の 『志操』を大事に、苦労をしてビジョンを形にしてきた方はちがうな~。
なんて言うんでしょうか。
こう持っている空気、いわゆる『オーラ』が独特なんです。
昔レスリングをやっていたということで、力強いエネルギーを感じます。


しかも笑顔が実に優しい。
人への感謝と本当の意味での『思いやり』を感じます。
で、私なんか「へへーっ。」(恐れ多い)てな感じで名刺交換をし、さっそく試食会。
雑穀料理これがなかなかなもので、私のいままでのイメージはみごとに払拭されました。


栄養はもちろんのこと、とにかくうまい!
子供の頃田舎の“ばあちゃんち”で食べたような。
そんな何とも懐かしく、そして何故かこういうことが『自然』と思えました。


一通り試食させて頂いた後、打ち合わせ&食事会。
和やかな空気の中、別府湾の幸に箸をすすめていたとき、U社長の口から出た言葉に目が点になり、箸が止まり、飲み込もうとしていた関サバまでが喉に詰まってしまいそうになりました。


U社長「いとしやさんって岸河内の出でしょ?」
私「・・・・。」
まわりの人は皆きょとん。???
U社長「わたし、上城(カミジョウ)。“かんぎ”って知ってる?タバコ屋?」
私「えっ? は、はい。知ってます。」(小学生の頃、従姉妹の家に遊びに行った時に、そこでよくお菓子屋やジュースを買っていたなあ。)
U社長「そこ、私の里。」


私  ドヒャーン! 「エエエーーーッ!」 


解説すると、私の母の実家が岸河内(かなり田舎)、そしてそこに行く途中のバス停が“かんぎ”、そのバス停の前のタバコ屋さんがU社長の里。私と同じ佐伯市出身。


U社長「駐車場にいとしやの車が止まっていたから、泊まっているのかな?って不思議に思っていたよ。」
というわけで、それからしばし二人にしかわからない、めちゃめちゃほんとめちゃくちゃローカルな話。


意味が分かる分からないで例えると、今まで日本語しゃべっていたのに、急に英語で会話し出したくらいでしょうか。

多分、まわりの方には・・・。


和やかで私にとっては貴重な時間も気が付けば、もう11時に迫っています。
お開きになって、由布院からひとり帰宅の車の中。
しかしU社長が佐伯のいとしやのことを憶えてくれれて、本当に嬉しかったなあ。
出逢いってほんとうに不思議だ。
(そして一瞬過る。)
でももし、佐伯のいとしやの印象を悪く受け止めていたら・・・・。(恐)
両親や祖父母に親戚に感謝です。


逆にこれから自分の判断や言動がその時だけではなく、まわりの人や遠くは未来の子孫にまで影響を与えるかもしれないことを身をもって感じました。
これからも自分の仕事に誇りを持ち、出逢いを大切に生きていこう。


孟子曰く、『仁は人の心であり、義は人の道である』と。
心は優しく、生き方は正しく強くあれ。
貴重な気付きに感謝。
最後に雑穀米是非ご賞味あれ。


眠り屋 店主

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