お陰さまで１０月に１０周年を迎えるにあたり、今展示替えの準備をしております。
一言で展示替えといってもただ物（商品や棚等）の配置を換えるんじゃないんです。

目的はお客様がお店に入って出るまでに、いとしやしかできない『何か』を伝えること なんですよ。
お客様がいとしやが伝えたいのは『こんなコトなんだな。』と感じて頂けること なんですよね。

物（商品）を見に来て頂いてるんですが（顕在意識として）、実は人間って常に五感（潜在意識）でいろんなこと感じているんですよ。
そしてお店を出た時の『余韻』 がいかなるものかによって、そのお客様との関係が構築されていく。

この１０年間何度となく展示替えをしてきましたが、今回はちよっと頭をひねっております。
いとしやの１０年後のイメージ（価値観や優先順位）をお客様とどこまで『共感』できるかが大切で、そこをベースとした関係性をどこまで深められるか。
インターネットや通販を代表とする無店舗販売が増える中、お店というライブな（皮膚感覚を大事にする）空間の存在する意味はどこにあるのか。

こんなことをいろいろと思いながら、構想にふけっております。
で、実際に展示替えをするときに決まってかける曲があります。

ご紹介しときましょう。
それは、 エンヤのベスト 。

何故かわからないですが、今まで聴いた曲の中でうちの展示替えにはこれが一番脳がスムーズにイメージを創り、身体がリズム良く動けるんです。
これ以外の曲だと何か乗らないんですよね。
不思議と。 

というわけで、明日から徐々にシーンを変えていきます。
お楽しみに。

眠り屋　店主

text=アフター９のリラックス いとしや