子供の足音。UPDATE. 2006.7.27
『パタ、パタ、パタ、パタ・・・・・』
やや早いテンポの小さな足音。
半分夢の中の私の耳に響く。
時計を見ると朝6時。
子供達が夏休みに入ってようやく朝からお日様が出た1日の始まり。
そう言えば夕べ、下の子(小1)が「明日ラジオ体操に行く。」って言ってたな。
虚ろな頭の中に過る。
『・・・・パタ、パタ、パタ、パタ』
遠くに行った足音が帰って来た。
「今日プール行くんで。もう早く起きて。」
手を引いて私を起こす。
『パタ、パタ、パタ、パタ・・・・』
ベットに腰掛けたままふと思った。
「この心地良い小さな足音が、あと何回私を眠りから覚ましてくれるだろう。」
今、こうしてあたりまえに耳が聞こえていることがありがたく思えた。
小さな足音は『音』としてだはなく、掛け替えのない『家族の存在』を感じさせてくれた。
“日々是好日”
毎日の普通の事の中にこそ、大切なコトを感じていたい。
眠り屋 店主