古いものの魅力UPDATE. 2024.2.26
先日、ついに、我が実家に『オールド・ギャッベ』がやってきました!!
畳のお部屋。『北の住まい設計社』のチェアの足元に敷いています。
ウォルナットの家具に合わせるなら、
「オールド・ギャッベがいいと思うよ☆」
という、先輩スタッフ伊東のアドバイスを受け、
私の母はこの赤い、いや、朱いオールド・ギャッベを選びました!
○オールド・ギャッベとは、生産地のイラン・シラーズ地方に住むカシュガイ族の方が、
実際に20年~30年使用されたギャッベのことです。
年代によっては、当時使用されていた化学染料を使った品もあり、
現代の草木染めとは一風変わった趣を持っています。
もともと、赤色は好きなのですが、
畳に敷かれたオールド・ギャッベの赤色には心底惚れ惚れしました。
昔からここにあったのかな?
と思うくらい、時代がかった落ち着きのある朱。
赤色というと、一見、お部屋の中で目立ちすぎてしまいそうで、
好きだけど難しいな・・・と諦めていましたが、
実家の様子を見て一気にハードルが下がりました!
落ち着きのある空間がお好きな方には
ぜひオススメしたいです♡
そんな中・・・
ただいま開催している『ミニアートギャッベ展』で
とっても素敵なオールド・ギャッベをみつけてしまいました~
写真で伝えられていませんが、実物はもっと濃い赤なんですよ~
赤が主役ですが、縁が白色(羊の原毛です)のため、
重たい印象もなく、明るい雰囲気です☆
近くで見ると・・・↓
この動物の角のような文様はなんでしょう。
アルファベットの「X」だとしたら、「永遠に続く幸せ」という意味の文様なのかもしれません・・。
細部まで、とても丁寧に、細かい文様が織られています。
即席ですが、観葉植物をおいてみました。
朱色と植物の緑って、絶対におしゃれになるんだよなぁ・・・
どんなものと合わせても、素敵にみせてくれますから、組み合わせの仕方は「自由」です。
もし自分の家に敷くなら・・
姿見の足元も素敵だし、テーブルの下も素敵、
いつも座るゆったりした椅子の足元にも敷きたい・・・(妄想)
オールド・ギャッベの赤は、
生活空間に、人が生活を営んでいる「温かみ」を感じさせてくれます。
今までこの絨毯が生きた時間に想いを馳せると、
これから先の自分の未来にも「温かさ」が待っているような、そんな安心感を与えてくれます。
朱色をみることで、「自信」「地に足を付ける」「力強さ」そんな感覚を五感で感じられますよね。
時間がかった上質な物を、たった一つでもお部屋に置くと、
そこで過ごす時間もまた、上質になると感じます。
スタッフ和泉