この前９月になったと思ったら、もう半月が過ぎてしまいました。
店の入り口のディスプレイも夏から秋へ。

今回のディスプレイはスタッフのIさん担当。
前の日（休日）から、彼女のイメージの中にあるディスプレイの材料を、山に街にあっちこっちで探していたらしい。

ありがたいことです。

もともとの才能なのか、好きなのか、両方なのか。
彼女らしいいい感じの優しい秋の夜長のイメージが出来上がった。
夏バージョンは私が担当したが、やはり秋のディスプレイは女性の方がいい。

ディスプレイというのは、頭の中で描いたシーンや、お客様へ伝えたい想い、将来自分が居たい場所などが濃縮されて、限られたスペースにバーチャルに表現できるということ。
しかし、この限られたスペースにさえ未来を描けないと現実にはならないだろう。
そういう意味では、夢を実現するための一つの訓練の場でもある。

お店のまわりの田んぼの稲穂も頭を垂れ始めました。
移りゆく季節の中で、日本と言う風土に感謝し、与えられることを待っているのではなく、『今』を楽しむ術を身につけていくことが、豊かな人生を送ることなのかもしれません。
この秋いとしやで、皆様にそんなことを感じて頂ければと思っています。
スタッフIさん、深まる秋を感じさせて頂き感謝です。

眠り屋　店主

text=アフター９のリラックス いとしや