お盆が過ぎ、なんとなーく秋の気配を感じるようになってきました。
お店のまわりの田んぼからはかすかに稲穂の匂いがし、夕方や朝方には虫の声が聞こえてきます。
生まれて４１回目の夏がまた過ぎようとしています。
今年の夏もいろいろな体感を通して、感じることが多かった日々でした。

ところで今の世の中、通信システムの急激な発達で得られる情報量は１０年前に比べるともう何だか分けわからないくらい膨大な量で、しかもその信憑性となるとほとんど当てにならない気がします。
情報というものはあくまでも情報で、真実かどうかもしくはその確かさのレベルとは異なります。
では情報を真実にする方法。

私はそれは『体感』 しかないように思います。
例えば、料理。
人に「これおいしいよ。」と言われても、雑誌で「うまい！最高！」と書かれてても、実際に自分で食べてみないとほんとかどうかはわかりません。
ここでの『真実』というのは、伝えてくれた人にとっての真実（この段階では情報）ではなくて、実際に体感した自分にとっての真実かどうかです。
誰かが「おいしい。」と言っても、自分にとっては「ちょっと辛い。」
これが自分にとっての『真実』なのです。

もう一度言います。
大切なのは 自分にとっての『真実』であって、他人にとっての『真実』ではないのです。
『他人にとっての真実』、これすなわち『情報』。
『真実』とは自分が直接体感して感じたこと。
『情報』を活かすということは、それを体感して『真実』にし、
行動に移すということ。
これからも皆様へ『情報』をお伝えし、それを『真実』にする機会をご用意いたします。

眠り屋　店主

text=アフター９のリラックス いとしや