赤ちゃんの為に知っておいてもらいたいこと。UPDATE. 2006.7.20
先日以前からいとしやのファンというかサポーター的存在のK夫妻がお一人目のお子さんの誕生を控え、ベビー布団を購入頂いた。
眠るのが趣味というこのK夫妻。(いい趣味持ってますね~!)
赤ちゃんの眠りにもこだわりを持っている。
それ正解です。(多くの方は気付いてないけど)
少し長くなりますが、大切なことなのでお話しときましょう。
昔から『寝る子は育つ』と言われますが、その理由が最近の研究で解ってきました。
生まれて数ヶ月の間に、幼児の人としての大事な脳の基本ができます。
この間赤ちゃんは眠るのが仕事で、心地良い眠りが脳の発育を促すと考えられています。
また睡眠中に分泌される成長ホルモンは、ノンレム睡眠でも特に深い眠りに入った時に大量に分泌されます。
脳下垂体や性腺、副腎皮質から出て細胞を活性化させ、子供が成長するのを助けます。
ところで赤ちゃんの寝具を選ぶとき、お母さんはどんな基準で選べばいいんでしょうか?
ビニール袋に入ったままの商品を、肌触りも確認しないで、価格や見た目のかわいさという赤ちゃんの寝心地にはあまり関係のないことで選ぶのには疑問が残ります。
赤ちゃんの特徴は、生後2ヶ月ぐらいは、お乳を飲む以外ほとんど眠っています。
1日の睡眠時間は生後6ヶ月で約15時間、満1歳でも約13時間眠っています。
ということは、ベビー布団とは赤ちゃんの 生活環境といえないでしょうか?
その他に
1,成長が著しい。2,新陳代謝が活発(汗をよくかく)3,皮膚が敏感。4,骨が柔らかい。5,温度や湿度への適応能力が少ない。
等があります。
これらのことを知った上で、赤ちゃんの生活環境として必要なお布団の条件。
それは、第1に吸湿・発散性にすぐれていること。次に調温(保温ではない)性に優れている素材。できるだけ余計な加工をしてない自然の素材を使用。適度な硬さとフィット性のあるもの。
で、見た目のデザインなどは優先順位『低っ!』です。
これがいとしやの基準なんです。
だからお客様がベビー布団を購入頂いた時、多分私達(いとしやスタッフ)だけが共有する独特の価値観で喜びあいます。
『ベビー布団が1組売れてよかったねー!』ではなくて、
『また一人すやすや気持ちよく眠れる赤ちゃんが一人増えてよかったねー。』です。
さらに『そんな我が子の可愛い寝顔を見て、今の幸せを実感できるお母さんとお父さんが増えてよかったねー』 です。
いつの頃からか、最近よく「子供を“つくる”」という言葉を耳にしますが、昔は皆『子供は“授かる”』ものと言ってたような気がします。
日本人の『命』に対して尊ぶ気持ちと謙虚さが希薄になっている。
こんな言葉のひとつにも現れているように思います。
『純粋で清らかな命』を授かるお母さんお父さん、その天使は親への大切なメッセージも運んでくれますので、しっかり気付いていってください。
眠り屋 店主