一歩進んで、捨てる。UPDATE. 2006.7.09
本日朝礼でスタッフに今までとてもこだわってきたことをあえてやめることを伝えました。
そのことは以前私がO塚家具に勤務していたころに身についたもので、自分達が店にいる時の意識のレベルの具体的なバロメーターにもなっていたことです。(他のお店に行った時も、無意識に気になります。)
私がそのことを伝えた時のスタッフの反応は、皆嬉しそうに納得してくれた。
以前から心の隅に引っ掛かってはいたのですが・・・・
今日より実行します!
これ店の天井なんですけど、照明(スポットライト)消しちゃいました。(全部じゃないですけど)
私がオープン以来こだわってきたことの一つに照明があります。
ひとつ一つのシーンや商品に丁寧にスポットを当て(角度・距離・当て所等)、どこもどの商品もベストな第一印象を保つ。
店の人の繊細な意識が、店全体をキラキラと輝かせる。
このことにずーっとこだわって来たし、スタッフにも伝えて来ました。
この感覚が身につくと、何気なく歩いてても(天井見なくても)電球が切れてるのがわかるようになってきます。
で、今回その『こだわり』をあえて変えることにしました。
実は、今年の4月から私が理事を勤めるNPO法人の『地域環境ネットワーク(トップページで紹介)』が大分県の地球温暖化防止推進センターより認定を受け、活動を開始しました。(県下で唯一)
『地球温暖化』
深刻でグローバルな問題ですが、個人レベルではなかなか実感がない。
でも確実に進んでいる。
「何かできないか?」
「そうだ!照明をもっと繊細に使いこなそう。」
お客様の入店状況や感じ方、季節、天気、時間帯(太陽の位置)等によっていろいろな場所の照明で要、不要のメリハリをつける。
「こまめに着けたり、消したりしてみよう。」
「これからちよっと暑い時期は少し消しててもいいかな?」
「今は太陽がこっちから入ってくるから、ここは消しとこう。」
なんてなことをやるわけです。
ボーッとしてると、暗~い部屋へお客様を案内したりして・・・。
一日のうちで何度もスイッチを変えるので、より繊細な感じ方と行動が必要になるでしょう。
とにかく、できることからやってみます。
うちがやることって、地球規模の温暖化防止への影響は 限りなくゼロに近いですがゼロではない。
そしてここを訪れる方とこういう『コトを共感できる』ことが、これから先とてもとても意味のあることだと思ってます。
まわりに必要以上にギラギラとアピールするよりは、まわりのことや未来のことを考えて控え目に輝くポリシーを持った店でいたい。
また一歩感じた方向へ進んだ気がします。
眠り屋 店主