私が中学３年の頃、ひたすら聴いていた曲があります。
この歌手のほぼすべてのアルバムを持っていました。
当時１５年生きて来て、初めて歌詞が大好きになった曲達でした。
大人の階段登っていたんでしょうか。
いつかこの曲が生まれた大地を旅しながら、この曲を聴いてみたいと思っていました。
当時私にとって、北海道は未知の場所でした。
その後、今回以前に５回も北海道を訪れてはいたものの、その夢を忘れていました。
今回なぜその夢が思い出されたかは、自分でも不思議ですが、これもタイミングなんでしょう。
レンタカーの中で、１人３４年前の自分に浸っていました。
スタッフのほとんどは、生まれたばかりか、まだこの世に生まれるかどうかもわからない時代です。
そのアーティストは

この人！
懐かしいですね。
久々に聴きました。
でも、なぜかすべての曲を口ずさめるのが、驚きもあり嬉しくもありました。
北海道の道は、ずーっと先までまっすぐに続いています。
遠くの山々はすっかり紅葉し、さらにその奥には初雪を冠った山が連なっていました。
空は雲一つない快晴。
至福のひとときでした。
またいつか、大切な人や仲間達とここに来よう。

眠り屋　店主

text=アフター９のリラックス いとしや