快適な眠りを得たいなら、寝具の組み合わせの法則を知るべし!UPDATE. 2022.7.18
美味しい料理を作るには?
睡眠環境診断士と睡眠健康上級指導士の資格を持つ眠り屋店主は、美味しい料理を作ることが出来ません。
何故なら、美味しい料理を作る法則を知らないからです。
まあ、調味料を入れる順番『さしすせそ』ぐらいは知っていますけど・・・。笑
ただ、実際にその法則を利用して、お料理を何度も作ったことがありません。
要は、法則を知らないし、作った経験知がないのです。
まさに、プロと素人の違いは、ここ!
だから、美味しい料理は、作りたくても作れないのです。(涙)
快適な睡眠環境を作る法則
ほとんどのお客様は、この法則をご存じない。(当たり前ですが・・・)
ところが、私は質の良い睡眠をとるための法則は知っています。
20年以上前から、睡眠環境学会や睡眠教育研究機構、各種メーカーなどから情報を得て、
10年前からは毎年1月ドイツで開催される寝具やマットレスの国際展示会に通い、また自分自身の身体を使った実験、さらにお客様からのご意見や要望を日々伺うことによって、快適に眠る法則がわかりました。
快適な睡眠環境を作るには、身体のこと(生理学)、寝具のこと(物理学)の両方からのアプローチが必要です。
法則を知らないと、お金と時間を無駄にしてしまう。
まずは、お客様が本当に買おうとしているものは、ベッドなのか?寝心地なのか?
多くの方は、ベッドという目に見える物を買おうとしていますが、本当は毎日の質の高い眠りを買おうとしているのです。
安易にベッドという目に見える物を買って、もし自分に合わないものを買ったり、合わないからといって、さらに自己流でその上に間違ったものを重ねたりすると、朝起きた時、肩がこったり、腰が痛かったり、夜中に何度も目が覚めたり、睡眠休養感が全くなかったりします。
これはお金を有効に活かせてないし、毎晩の眠りが心地良いものでなければ、人生という貴重な時間がとてももったいないと思うのです。
美味しさも、快適さも組み合わせが大事
お料理では、一つひとつの素材は良くても、組み合わせや味付けを間違うと、まずいものになります。
また、相反するものをバランス良く組み合わせると、相乗効果で単品よりもさらに美味しくなったりします。(スイカにお塩みたいな・・・)
一見ベッドというひとつの物も、寝心地という視点(事)で見ると、『ベッドフレーム』・『マットレス』・『ベッドパット』・『シーツ』という素材や構造の組み合わせで出来上がっています。
その一つひとつの組み合わせ方が、正しい法則に従ったものである事が重要。
さらに、100人いれば、100人皆体格や体質が違います。
ひとつのものが、全ての方にピッタリという事もないのです。
広告宣伝情報は、ひとつの物を、全ての方にお勧めする。
当たり前ですけど。
それが広告宣伝です。
その1アイテム(枕など)さえ使えば、全ての人の悩みが解決するみたいなことをうたいます。
そして、そんな言葉や、自分とは性別、年齢、体格、体質、住んでる気候など全てにおいて違う人(有名人を含む)の感想を参考に買ってしまう。
そして、多くのものがまた使われずゴミになる。
先日枕を求めに来たお客様
いろいろと身体の不調を解消したいとのことでした。
しかし、枕という1アイテムでできることには、限界があります。
それよりも、敷き寝具(マットレスやパッド)の方が、よっぽど影響が大きいし、組み合わせも大事です。
マットレス(ベッド)は、数カ月前に購入されたということでした。
何故そのマットレスにしたんですか?と伺うと、「良さそうだったから・・・。」
快適な睡眠の法則から推測すると、明らかにそのお客様には硬すぎる素材と構造でした。
もっと早くこのお客様と出会いたかった。
残念です。
そして悔しいです。
世の中の多くの人に、もっと快適な眠りを提案するというミッションを掲げる眠り屋店主としては・・・・。
いとしやのミッション
夜9時以降を自分らしく積極的に楽しみ
リラックスして自然な質に高い眠りにつく。
心も身体もリフレッシュして
気持ちの良い朝を迎え
充実した生活を通して
素晴らしい人生を送って頂く。
ご提案したいのいは、物ではなく事です。
26年前のオープンから、お店の駐車場に掲げたこのミッションが全うできるよう、これからますます精進していかなければ・・・。
私たちがご提案する本当の眠りの価値との出会いを待っている方が、きっとまだたくさんいらっしゃるから・・・。
眠り屋店主
この記事を書いた人
大杉 天伸
睡眠環境診断士 睡眠環境コーディネーター 睡眠健康指導士昭和40年11月1日大分県佐伯市に生まれ。高校を卒業後上京。大学を卒業後、大手家具専門店(大塚家具)に入社。ここでインテリアの基礎知識と経験を4年半積む。1992年寝具店の家業を継ぐため帰郷。2年後あるメーカーさんを通じ不思議な魅力を持つエヴァンジリストという肩書きの小阪裕司先生と出逢う。この運命の出逢いが、いとしやのビジネスモデルの原点。1996年『布団屋』から『眠り屋』へというコンセプトで大分店オープン。
- 日本睡眠環境学会『睡眠環境コーディネーター』
- 日本睡眠環境研究機構より『睡眠環境診断士』
- 日本睡眠教育機構より『睡眠健康指導士』
- ドイツで行われる寝具と家具(ベッドマットレス)の国際見本市を毎年視察継続中。
- 大分放送(OBS)ラジオ『快適睡眠のすすめ』パーソナリティーとして毎月出演中。
- これまでに、メディア(TV・新聞・情報誌など)取材、産業界・官公庁・学校・自治会などでの講演の実績も多数。