本麻肌掛布団
夏の夜の快適な眠りは、エアコンによる温度や湿度の機械的な調整だけでは味気ない。
かつてエアコンがない時代、日本人は五感を通して『涼』を感じていました。そこには『風情』という文化が存在していました。
職人が仕立てた麻100%の肌掛布団は、季節を愉しむ大人の眠具です。
シングル(150cm×210)cmサイズのみ ¥53.900-〜
作家さんのこと
暮らしに和の彩りを効かせる
染色作家 宮崎登志雄
元は家業がお布団屋さんだった宮崎さん。昔、布団は綿を買ってそれぞれの家で仕立てるか、布団屋さんに作ってもらうことが普通だったんですが、時代の流れで、工場で大量に作ったものをお布団屋さんが仕入れて、店頭に並べて売るというスタイルに変わって行きました。既製品の布団は、そこの店主自身も一度も使ったことがない。ただ棚に陳列して柄や値段で売りさばく。汚れて使えなくなれば捨てて買い換える。そんな売り方に納得がいかなかったんだと。そしてお布団屋さん(販売)をやめて、自ら納得のいく物作りをする職人になって行きました。
愛着を持って暮らす
そんな宮崎さんの作品は、職人らしい凛とした厳しさと、その反対側にある優しさを感じさせる。今私達の暮らしは、大変便利にはなりましたが、一方、何となく味気なさを感じませんか。人の手仕事から生み出される物が設われた空間には、粋や味わいのような空気が佇んでいます。それともう一つ・・・・。
『ほっこり感』、宮崎さんがよく使う言葉です。私が宮崎さんの染物に出会った時の感動を、いとしやに縁のあった多くの方に共有して頂きたいです。