大分の風土に合わない?!UPDATE. 2022.11.03
『低反発のまくらを使っていますが、朝、起きたら首が痛いです。前のまくらでもそうだったのですが・・・。』(K.H様からのメッセージ)
低反発素材の開発
もともとは、北欧デンマークでロケットのコックピット内の緩衝材として開発されました。
打ち上げや、帰還の際に、宇宙飛行士を衝撃から守るため。
欧米では、『低反発』とは呼ばずに、『メモリアルフォーム』と呼びます。
低反発ウレタンの特徴
①反発力が低い(当たり前ですが・・・)
②身体へのフィット性が良い(体圧分散性に優れる)
③室温によってクッション性(硬さ)が変わる
④通気性に劣る(蒸れる)
⑤寝返りがうちにくい
⑥耐久性が、品質によってばらつきがある。
よって、
現在いとしやでは、低反発ウレタンの寝具は扱わなくなりました。
まあ、簡単に言うと、まず、大分県の気候に合わないのと、眠りの深さに直結する体温調整をサポートする素材としては向かないということですかね。
そもそも何のためにこの素材は、開発されたのか?
宇宙船の中で、宇宙飛行士を衝撃から守る緩衝材。
それを、寝具に応用したものなんです。
もちろん、体圧分散機能には優れてますが、眠りの質に影響するのは、それだけではなくもっと色々な要因があるのです。
やはり、総合的な判断の結果、他にもっと睡眠の質を良くする素材があることを私は知っていますので・・・。
では、高反発が良いのか?
これも、安易です。
ウレタンフォームは、あくまでも敷き寝具を構成する1素材に過ぎません。
最終的には、他の寝具との複合的な組み合わせが大事です。
この組み合わせ方で、睡眠の質が良くも悪くもなり、結果それは人生の質に影響するのです。
眠り屋店主